【西野亮廣】できる仕事は積極的に辞めよう

「仕事のサイズが大きくならない人の共通点」というテーマでお話をします。

チャプターの方に結論を書いてしまってるんですけど、まず整理しなきゃいけないことは、仕事のオファーってあるじゃないですか。

なるべくおっきい仕事をしたいって言うのが願望であると。で、自分に舞い込んでくる仕事のオファーのレベルというのは、基本自分のポテンシャル、サイズに見合ったものであると。
今の自分が出来る仕事、もしくは少し頑張ったら出来る仕事。

例えば今の自分のレベルが30点くらいであれば、30点から40点くらいの仕事が入ってくるし、レベルが40点くらいだったら40点から50点くらいの仕事が入ってくると。

大体は自分のポテンシャルのサイズに見合ったものが仕事として舞い込んできますと。
もう一つ言うと、その時の自分が30点だったら10点くらいの仕事が舞い込んできても断ってしまう。

それは自分がやることじゃないと。
自分に見合ったもの、もしくはちょっと背伸びしたら出来そうな仕事を僕たちが受けるってなりますよね。

例えば、ここがポイントなんですけど、じゃあ自分のレベルが30点だったと。
40点くらいの仕事が入ってきました。

やらせていただきますと、頑張っているうちに自分のレベルが上がってきて自分のレベルも仕事のサイズに見合うようになってきた。

自分のレベルが40点くらいになった。

本当は50点くらいの仕事がうまいこと舞い込んでくるはずなんですけど、ここが本当に仕事のサイズがいつまでも大きくなら人の共通点で、スケジュールを埋めちゃうんですね。

つまり月曜日から日曜日まで仕事でスケジュールを埋めちゃうんですよ。

これ理由は不安だから

働いていない時間必要とされていない時間が、空いちゃうと不安だからみんなスケジュール埋めちゃうんですね。スケジュール埋めちゃう分には構わないんですよ別に。
構わないんだけど、自分のレベルが30点から40点に上がったのに、まだ40点の仕事を受け続けていると、50点くらいの仕事が舞い込んでくるはずなのに、スケジュールを埋めてしまっているがために、受けることが出来ない。
なので折角50点くらいの仕事が舞い込んでくる切符は貰っているのにも関わらず自分から断ってしまう。


何をしなくてはいけないのかと言うと、基本仕事は出来るようになったら辞めたほうがいいですね。ここがルール。


もちろん取引先のこととかありますから乱暴に辞めることは出来ません。
いろんな生活を背負ってますから、「はい今日辞めます!」とか、自分のことだけ考えてやっていったらそんなヤツ誰も協力してくれないので、当然そこの配慮した上で、基本的に仕事ができるようになったら卒業しないと、そして卒業してスペースを空けないと、次の規模の仕事が舞い込んでこない


なので僕は年に一回絶対にできるようになった仕事を辞めるようにしてます。


これは昔から変わってなくて「あ!この仕事できるようになったな」とかできるようになったら能力が上がっているので、次その上がった能力に見合った仕事それ以上の仕事が舞い込んでくる切符は自分には手渡っているので、まずやらなきゃいけないことは、スペースを空けること。

これをしないことには仕事の規模はいつまで経っても大きくなっていかない。
スケジュールが埋まった時点で自分の成長が止まってしまった。
これは結構長くスケジュールが埋まった状態で長いこと居座ってしまうと、癖になってしまう。ここが非常に危険

 

まとめ


仕事ができるようになると、朝から晩まで、月曜日から日曜日までクライアントさんにもお客さんにも喜ばれるし気持ちはいいんですけれど、ただ仕事の規模は30点のままなので、そっから40点50点60点…と上げていかなきゃいけないんだけれども、スケジュールが埋まってしまっているから仕事が入ってこない。仕事を断らざるをえない状態になってしまう。
仕事のサイズがいつまでも大きくならない人の共通点ってのは、基本的には仕事を辞めるのがヘタクソ。卒業するのがヘタクソだここに尽きる。
原因は恐れ。時間が空いてしまうほど、恐れてしまっている。仕事を辞めるのが下手なんだというところ。


なので、もしみなさんの仕事を振り返って見たとき、スケジュールが埋まっていて全部自分ができてしまう仕事だなっていうふうになっていたら、もうあなたは次のレベルの仕事が入ってくる切符を手にしているから積極的に辞めないと、仕事は大きくなっていかない。

 

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